動植物の種を分類するためには比較解剖学に基づいて、その形態の比較による方法が従来からとられてきました。しかし、生物間の関連を形態で判断知ることは、主観的な要素を除ききることができません。2種類の動物間の違いを数量的に形態から測る方法がありません。たとえばイヌとネコの違いを形態から数量的にはかる方法が無いのです。
しかし、今日分子生物学が発展し、生化学によって異なる2種類の動物間の違いを数量的に測ることができるようになりました。1950年の終わりごろには特定のタンパク質のアミノ酸の配列が動物によって違うことが分かってきました。このようにして2種類の生物のタンパク質を比較してどこが違うかを比較することによって数量的に種を区別することが可能になったのでした。
たとえば、動物の血液はみな赤いのですがそれはヘモグロビンという鉄分を含む赤い色をしたタンパク質の酵素が赤血球の中にあるからです。全ての動物の血液が、みな赤く、同じように見えますが、動物の種によってヘモグロビンを構成しているアミノ酸の配列に少しずつ違いがあるのです。人間とサルの間には3.5%の違いがあり、人間と馬との間には13%、人間と魚の鯉との間には56%も違いがあるのです。このアミノ酸の配列の違いは決して、でたらめなものではありません。

さらに、1960年代になると多くのタンパク質のアミノ酸配列が解析されてくるにつれて、分子は、それぞれの動物間に中間的なものが無いことを明らかにしました。進化論によればあらゆる動物間に漸進的な系列配置が無ければならないことになりますが事実は違ったのでした。細胞のエネルギー生産に関連したチトクロームCというタンパク質があります。それは広い範囲の生物にあります。しかし、2種の哺乳類の中ではウマとイヌの間の変異は6%、2種の脊椎動物の中ではウマとカメの間の変異は11%、2種の動物の中ではウマとミバエの間の変異は22%です。これは互いの種の群間の距離を極めて正確に示しています。
このように、種の間には極めて明確な区別があることがいまや分子生物学によって明らかになったのでした。あらゆる生物の間に進化論者が言うような中間型というようなものは一切ありません。あらゆる生物は、それを創造されたまことの神様によって、実に緻密に設計され、区別されているのです。
| 哺乳類 | ヒト | 65% |
| 哺乳類 | サル | 64% |
| 哺乳類 | イヌ | 65% |
| 哺乳類 | クジラ | 65% |
| 鳥類 | ニワトリ | 64% |
| 鳥類 | ペンギン | 64% |
| 鳥類 | カモ | 64% |
| 鳥類 | ハト | 64% |
| 被子植物 | ゴマ | 65% |
| 被子植物 | コムギ | 66% |
| 爬虫類 | カメ | 64% |
| 両生類 | ウシガエル | 65% |
| 昆虫 | ミバエ | 65% |
| 昆虫 | カイコガ | 65% |
| 昆虫 | カモ | 64% |
| 昆虫 | ハト | 64% |
| 酵母 | パン酵母 | 69% |
| 酵母 | アカパンカビ | 69% |
