津久野キリスト恵み教会

ふくいん76号 -2022.12-

Q.人間は何のために生まれてきたのですか?何のために生きているのですか?

A.聖書を見ると、神様が人間をご自身の愛の対象として特別に造ってくださったことが分かります。たとえば、親にとって子供は愛の対象です。もし何かの災害が起こり、急いで逃げないといけなくなったとします。家の中から一つだけ持ち出せるとしたら、何を選ぶでしょうか。財布、通帳、スマートフォン…いえ、それよりもまず子供でしょう。災害時に、幼子がいて実際的に役に立つわけではありません。しかし、問題は役に立つかどうかではなく、大切かどうかです。神にとって人間は、能力の有る無しに関わらず、愛の対象として造られたのです。そして、神の愛を喜び、神に応えて礼拝をささげて行く交わりの中に人間の喜びがあるのです。それは、親から愛されている幼子が、なぜその家にいるのかを悩まないのと同じです。


Q.なぜこの世界に多くの悲劇や不幸があるのですか?

A.もとをたどれば、人間の罪のゆえです。神様は人間を自発的な意思を持つ者としてお造りになりました。それはプログラムされたロボットとしてではなく、自ら神を愛して歩むためです。しかし、人間はそれを悪用して罪を犯してしまいました。その結果、この世界に戦争や争い、病気などが入ってきたのです。

悲しむべきことに、人間はますます罪深くなっています。多くの人が神を無視して生きており、何を拝んでも個人の自由だという間違った考えで偶像礼拝をしています。また、心の中をも見ておられる神を意識しないので、嘘をつくことや、人の悪口や陰口を言うことくらいはそれほど悪いことでないと思っている人がたくさんいます。その上、何か悪いことが起きた時だけ、「神がいるなら何故…」「天はどうしてこのことを許すのか…」と言います。何十年間も無償で太陽の光や水や空気を与え、良きものを与えてくださっていることには感謝もせず、どなたがそれを与えてくださっているのか真剣に考えようともしないのに、実に自分勝手な罪深い態度を神に対して取っているのです。


Q.神を信じればこの世界は素晴らしい世界になりますか?

A.もし全ての人が神に立ち返るなら、そうなるでしょう。しかし、残念ながら、今の世界が、そのまま素晴らしい世界になっていくことはありません。全ての人が神を信じることはなく、多くの人が拒み続けるからです。聖書は、この世界がまずさばかれなくてはならないと語っています。
「今ある天と地は、同じみことばによって、火で焼かれるために取っておかれ、不敬虔な者たちのさばきと滅びの日まで保たれているのです。」(Ⅱペテロ 3章7節)

ですから、神は今この世界全体を改善しようとされているのではなく、さばきを受けて滅びることが決まっている世界から、一人でも多くの者を救おうとなさっているのです。


Q.救いとは一体何なのですか?

A.まず、人間は自分の犯した罪のゆえに、死んだ後で刑罰を受けるために地獄に行かなくてはなりません。
「人間には、一度死ぬことと、死後にさばきを受けることが定まっている」(へブル 9章27節)

しかし、私たちを愛しておられる神は私たちの罪を赦し、永遠の天国に迎え入れたいと願っておられます。ですから救いとは罪の赦しを受け、永遠に火の燃える地獄ではなくて、素晴らしい天国に入ることができるようになることです。

また、神に立ち返った結果、この地上においても神の愛を喜び、本来の人間の生きる目的を知って歩むことができます。また、永遠の行き先を知っているのですから、希望と平安を持って歩むことができるのです。


Q.どうすれば救われることができるのですか?

A.救い主イエス・キリストを信じることによってです。私たちの罪を赦すために、神はご自分のひとり子イエス・キリストを人としてこの世界に遣わしてくださいました。そして、キリストを十字架につけ、私たちの身代わりにキリストの上にさばきを負わせてくださったのです。キリストは十字架で死なれた後、三日目に復活してくださいました。救いは、罪を認めて、このイエス・キリストを救い主、神として受け入れる者全てに、恵みによって与えられます。
「この恵みのゆえに、あなたがたは信仰によって救われたのです。それはあなたがたから出たことではなく、神の賜物です。」(エペソ 2章8節)



ぜひ、あなたも神が遣わされた救い主イエス・キリストを信じ受け入れ、罪の赦しと永遠のいのちを受け取る方になってください。また、もし他にも質問があれば、お気軽にお尋ねください。