津久野キリスト恵み教会

ふくいん48号 -2013.5-

出口のないトンネル

創造主でいます神の存在を否定する人々の人生は、どのようなたとえで表現できるでしょうか。それは、一方通行で、出口のないトンネルを、車に乗って高速で突っ走っているようであるとたとえることができます。その車に乗っている人々は、自分の前途に死があることを忘れるために、同乗者たちと、ひたすらおしゃべりをしている、あるいは眠っている、あるいは漫画を熱中して読んでいるかして、自分のドライブが無意味であることを懸命に忘れようとしている人の姿にたとえることができます。

皆様方は出口のないトンネルがあったとしたら、しかも一度入ったなら戻ることができないトンネルがあったとしたら、そのようなトンネルに入るでしょうか。絶対にそのようなトンネルに入りたい人はいないはずです。ところが、事実皆様方は、今現実に、そのような人生というトンネルの中を走っておられるのです。

出口はある

しかし、そのようにたとえられる人生から出る方法があるのです。

そのために皆様方がまず第一になすべきことは、万物の創造主でいます神の御存在を認めることです。ではどうのようにすれば神の御存在を認めることができるのでしょうか。

形のある、秩序のある物には必ず作った人がいます。設計者、造り主なしには形のある物は決して存在し得ません。たとえば家です。設計者がなく、それを建てた建築士がない家はありません。次に人体を見てください。人体はすばらしい設計で満ちています。動物もそうです。植物もそうです。これら全ては、創造主なしには地球の上に存在を始めることは不可能であったのです。地球上の全ての動物と植物は、創造主でいます神の御存在を声高らかに証言しています。

死の扉の向こう側に何があるのか

第二に皆様方がなすべきことは、自分の人生の最後に死が必ずあることを、そしてその死後に、皆様方が生きている間に犯した全ての罪に対する神によるさばきがあることを認めることです。それはちょうど、体調の悪いとき、その人が医者の所に行き、その悪い体調の原因が何であるかを診てもらい、それが何という病気であるかの診断を受け、その病気を治すための治療を受けなければならないことと同じです。全ての人には、死という、しかも死後の永遠のさばきという大問題があるのです。この重大な病気を治療できるのは、神しかおられません。皆様方は神様の所に来なければならないのです。

神の救いの御業

第三に、皆様方は、神様が私たちを、この絶望的人生から、しかも死後の永遠の絶望のさばきから私たちを救い出すために、行われたすばらしい事実を知らなければなりません。そのすばらしい神の私たちのための救いの御業をお知らせします。聖書には次のように記されてあります。

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」

この宇宙を創造された私たちの造り主であられる、真の神は、今から二千年近く前に御自分の御子を処女マリヤを通して、人間としてこの世に遣わされました。人間になられた神の御子、イエス・キリストは、約三十歳から、御自分が人類を救うために天から来られた神の御子であられることを御言葉をもって、また数多くの奇蹟をもって証されました。この神の御子イエス・キリストは、不信仰な人々の手によって十字架の上に磔にされました。実にそれこそが神の御子が人となられた目的であったのです。イエス・キリストは、十字架の上で、私たち全ての者の身代わりとなられ、私たちの罪を御自分の身に負われ、罪に対する神の刑罰を御自分の身に受けてくださったのです。さらに、イエス・キリストは、死後三日目に復活され、御自分こそ真の、そして唯一の救い主であられることを明らかにされました。

このことによって、神は御自分の御子イエス・キリストを、自分の救い主であられると認めて、心の中にイエス・キリストを主として受け入れる者を救ってくださることを明らかにされました。その救いとは、死後の永遠のさばきの地獄からの救いであり、永遠に神とともに、神の御国で生きる永遠のいのちが与えられることです。

どうか地獄から救われ天国へ行く方となって下さい

皆様方にお勧めします。どうか神なき人生には全く希望がないばかりか、その人生の最後には死がある事実を(これは言うまでもない周知の事実です)、そして死後にはさらに恐ろしい「地獄」があるという神の警告を認めてください。しかし、ここに神による真実の救いがあることを認めてください。