津久野キリスト恵み教会

ふくいん51号 -2014.4-

人生最大の問題

私たちは宇宙の中にある地球の上に生きています。私たちの周りにはきれいな花を咲かせる植物があり、いろいろの動物も生きています。そして私たち人類も生活しています。これら全ては全知全能の神様によって造られたのです。

しかし、私たちがこのように言うと、「いやそうではない。偶然にできたのだ。神なんかいるものか。」と反論する人々がかなり大勢います。皆様はどちらですか?「どちらでも良いではないか。神を信じたい人は信じればよいし、信じたくない人は信じなくてもいい。」と言う人もかなりいます。しかし、これはどちらでも良い問題ではありません。これは重要な問題であるのです。

あんたなんて産むんじゃなかった!

一つの実例をあげてこの問題を説明しましょう。二十年も前のことです。ある家庭にひとりの中学生の女の子がいました。その女の子と母親が何かの理由で喧嘩しました。その時、母親が「あんたなんて産むんではなかった。産んで後悔している。あんたを妊娠した時、どうしようかと迷っているうちに思い切って産婦人科に行ったら、医者が『もっと早ければ堕ろすこともできたけれど、今では遅すぎます。産むしかないです。』と言ったから産んだだけで、もっと早く決心しておけば良かった。」と言ったのです。もしこの母親が真の神様の御存在を知っていれば、このようなことは決して言わなかったでしょう。

それを聞いたその女の子は、「それじゃあ、あんたをもっと後悔させてあげるわ。」と言ってから、タバコを吸い始め、悪友とつきあい始め、万引きをして捕まり、母親がスーパーに呼び出されて謝らせられている姿を見て、心の中で「ざまぁ見ろ。」と言って喜び、さらに万引きを繰り返し、遂に警察に突き出され、親が警察官に説教されている姿を見て、もっと親を困らせてやろうと、いっそうグレたのです。もしこの時、この女の子が真の神様の御存在を知っており、神様が彼女を愛しておられることを知っていたならば、このようなことは決して行わなかったことでしょう。彼女の両親は決して悪い人々ではなく、普通の人でした。家には仏壇もあり、神棚もあったのです。しかし、天地万物を創造され、私たち人類を愛しておられる真の神様の御存在を知らなかったのです。

さて、その後この女の子は、自分がそのような悪を行ってだれが一番困るのかと考えた時、一番困らせられるのは自分であることに気が付いたのです。では、自分はどうすれば良いのか?と考えた時、自分が真の神様を知らないからそのような愚かなことを行ってきたのだということに気が付き、教会に来ました。教会で真実な神様の御存在を知らされて悔い改め、神様は心から畏れ敬うべき御方であられることを知ったのです。

死んだらどうなる

この世の中で、これに類似したことはしばしば起こります。それは真の神様を知らないことが原因なのです。神様を知らなければ人間の生きる目的が分かりません。ですから生き方も分かりません。しかし、これよりもいっそう重大なことは、神様を知らない人々は、自分の死後に何があるのかを知らないことなのです。自分がどこに向かっているのかを知らずに生きることは恐ろしいことではないでしょうか。

罪のさばきがある

真の神様は私たちを愛しておられ、慈しみ深い御方であられると同時に、悪を最も憎んでおられ、罪を決してさばかずにはおかれない御方です。ですから悪は必ずさばかれます。人間の死後には、生きている間に犯した罪に対する神によるさばきがあります。真の神様の御存在を知らない人々は、人間は死んだら消えて無になると考えたりします。しかし、神のみことばである聖書は人間の死後には罪の厳しいさばきがあると警告しています。すなわち人の死後には罪のさばきの地獄があるのです。地獄は仏教語ですが、聖書はそれをゲヘナと呼んでいます。

地獄とは、ただ単なる宗教やカルト宗教が勧善懲悪のために、人を怖がらせるために創作したものではありません。それは、世界の書物のうちで最も古い書物である聖書が語っている、人類に対する神からの警告であるのです。むしろ地獄がないという宗教や思想は人類を堕落させ、滅ぼそうとしている悪魔の作り出した恐るべき偽りであり、騙しごとであるのです。しかし真の神様は決して人間が死後地獄に陥り、永遠のさばきに会うことを求めておられません。神は私たちを憐れんでおられ、私たちを救うために驚くべき救いの手段を備えてくださったのです。

救いのみわざ

聖書に次のみことばがあります。

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネの福音書3章16節)

このように神は、御自分の愛するひとり子をこの世に遣わされ、処女マリヤを通して人間の肉体を取らせられました。その神の御子こそ主イエス・キリスト様です。紀元30年4月に、イエス・キリストは、十字架の上に付けられ、私たちの罪に対する神の怒りのさばきを全て御自分の身に受けてくださいました。そして、神はその御子を死後三日目に死の中からよみがえらされ、イエス・キリストが真実に神の御子であられ、私たちの救い主であられることを世界中に証しされたのです。そして、神はだれでもこの神の御子イエス・キリストを自分の救い主として認め、受け入れる者に全ての罪を赦し、神の御国において神の子どもとして永遠に生きる特権を与えると約束されたのです。

信じてください

天地万物を創造された真の神様は実在であり、生きておられます。私たちにとって最も大切なことは、生きている間に真摯に罪を悔い改めてイエス・キリストを信じ受け入れ、この短い人生の後に、永遠の神の御国において永遠に生きるいのちをいただくことです。

私たちも皆様に、真の神様を知り、真の救いを受け、人間が作った偽りの神である偶像を捨てて、無意味な、希望の無い人生ではなく、天国に向かって生きる真実な希望と喜びに満ちた人生を神様からいただかれるように心からお勧めいたします。